2018年07月31日解決事例(詐欺被害・消費者被害)
詐欺被害・消費者被害歌手デビュー詐欺
相談前 | 歌手デビューを約束されて、住み込みで働きながらレッスンを受けたが、なかなかデビューさせてくれないので、実家に帰ったところ、多額の違約金を請求されて困っているとのご相談でした。 |
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相談後 |
問題の芸能プロダクションに対し、金銭の要求は、不当請求であることから、依頼者に対し二度と請求してこないよう申し入れる内容証明郵便を送りました。 代表を名乗る人物から一度電話がかかってきたので、あらためて不当請求なので応じるつもりはない旨を伝えたところ、依頼者に対する請求は止まりました。 |
弁護士からのコメント |
客観的状況を総合すると、はじめからプロデビューさせるつもりはなく、違約金目当てだったとしか思えない事案でした。 そのため、内容証明郵便を送れば請求は止むだろうと思いましたが、相手が内容証明郵便を受け取った後で弁護士に相談することを想定して、不当請求であることが一読でわかる内容にすることを心がけました。 . おかげで、代表者は電話をかけてきた際の様子から、私との会話を録音することにより、私から不当請求でないとの言質を取ろうとしていることが明らかでした。 そのため、電話の際も、不当請求と言わざるを得ないため一切支払いに応じる気はないことを伝えると、思い通りに行かないことで激高した代表者は自分から電話を切りました。 . 相談当初から、どのように事件を解決するかイメージしながら詳細を聞き取ったことが功を奏したのだと思います。 少しでも支払うことを約束してしまうと、弱みにつけ込まれます。 一人で悩まず、お早めにご相談下さい。 |